2026年10月15日木曜日

ポイントを貯めるために、ポイントが付く場所で余計に買ってしまった

 先日、ふと家計アプリを開いて、ポイントの履歴を眺めていました。

「今月のポイント、1,240pt獲得」

おお、けっこう貯まってるやん、と一瞬うれしくなったんです。ところが、そのまま支出のページに切り替えた瞬間、画面を閉じたくなりました。

ポイントのために使った額、軽く2万円超え。

……あれ? 1,240ポイントのために、2万円使ってる?

「ポイント5倍デー」という魔法の言葉

事の始まりは、あるドラッグストアのアプリ通知でした。

「本日限定、ポイント5倍!」

この「本日限定」と「5倍」の組み合わせ、本当に強いです。別に今日行く予定はなかったのに、気づいたら靴を履いていました。

行く前の私の頭の中は、こうです。

「洗剤、そろそろ買い置きしとかなあかんかったし」
「ティッシュも、どうせ使うもんやし」
「ポイント5倍なら、今買うのが一番お得やん」

完璧な理屈に聞こえますが、よく考えると、洗剤はまだ半分以上残っていました。ティッシュも、ストックが2箱ありました。

つまり私は「お得に買った」のではなく、「いつか使うものを、必要になる前に、わざわざ買った」だけだったんです。

レジ前で起きる、もうひとつの罠

レジに向かう途中、さらに追い打ちがきます。

「あと300円で、ポイントがもう1段階アップします」

そう言われたら、もう止まれません。300円分の何かを探して、店内をうろうろ。お菓子コーナーで、普段は買わないチョコを手に取りました。

冷静に考えると、300円のチョコを買うために、ポイントのアップ分を取りに行っているわけです。そのアップ分は、せいぜい数ポイント。

数ポイントのために、300円使う。これ、完全に逆転してますよね。

ポイントは「割引」ではなく「後払いの小さなご褒美」

そこで気づいたのが、ポイントはお金を節約してくれるものではない、ということでした。

ポイントは、「使った人に、あとから少しだけ返ってくるもの」です。つまり、使わなければ1円も返ってこない代わりに、1円も出ていきません。

当たり前の話なんですが、このことを、私は完全に忘れていました。

  • 買わなければ、出費はゼロ
  • ポイント5倍で買えば、出費は発生して、そのうち数%が返ってくる

どれだけ倍率が高くても、「必要なもの」だけを買わないかぎり、出ていくお金のほうが必ず大きいんですよね。

私が決めた、ささやかなマイルール

この出来事のあと、自分なりにルールを決めました。

1. 「ポイントが付くから買う」ではなく、「買うものが決まってから、ポイントが付く場所を選ぶ」

順番を逆にしない。これだけで、衝動買いがかなり減りました。

2. 買い物リストにないものは、カゴに入れない

スマホのメモに、本当に必要なものだけを書いてから出かけます。お店で目に入った瞬間の「これもお得かも」は、基本スルーです。

3. ポイントの「倍率」ではなく、「実際に支払った金額」を見る

アプリの履歴で、獲得ポイントより先に、使った金額を確認するようにしました。数字の大きいほうに、つい目がいってしまうので。

それでも、ポイントは嫌いになれない

ここまで書いておいて何ですが、私はポイントそのものを否定したいわけではありません。

必要なものを、いつもの店で、いつもの量だけ買う。そのうえでポイントが貯まっていくのは、やっぱりうれしいです。貯まったポイントで、ちょっといい入浴剤を買ったときの満足感は、現金で買うときとはまた違う楽しさがあります。

だからこそ、「ポイントを貯めること」が目的になってしまうのは、もったいない。

ポイントは、あくまで日々の買い物の「おまけ」。おまけのために本体を増やしてしまったら、本末転倒ですよね。

まとめ

今回の気づきは、シンプルです。

  • ポイントは、使った分のごく一部しか返ってこない
  • 「お得」に見える瞬間ほど、一度立ち止まる
  • 必要なものを、必要なだけ買う。それがいちばん確実な節約

ちなみに、私の家には今、洗剤のストックが3本あります。しばらく、洗濯には困りそうにありません。

みなさんにも、「ポイントのために、つい買いすぎた」という経験、ありませんか? ついやってしまいがちなことだからこそ、笑い話にしながら、少しずつ上手に付き合っていきたいですね。


ここまで読んで頂き、ありがとうございます

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