「お金の神様に嫌われないようにしましょう」
そう聞くと、少しスピリチュアルな話に思えるかもしれません。でも私は、お金の神様とは「お金を大切に扱う自分の姿勢」のことだと思っています。
宝くじが当たる、臨時収入が舞い込む、といった派手な話ではありません。毎日の暮らしの中の小さな習慣で、お金との付き合い方は静かに変わっていきます。今日は、お金の神様に嫌われない暮らしのヒントを、ゆっくり書いてみます。
財布の中を、整えておく
最初にお伝えしたいのは、財布の中身です。
レシートでパンパンに膨らんだ財布、ポイントカードが何十枚も入った財布、お札の向きがバラバラの財布。心当たりはありませんか?
財布は、お金が一時的に休む家のようなものです。散らかった家より、整った家のほうが居心地がいいのは、お金にとっても同じではないでしょうか。
- お札の向きを揃えて入れる
- レシートはその日のうちに出す
- 使っていないカードは思い切って減らす
これだけで、財布を開くたびに少しだけ気持ちが整います。そして、気持ちが整うと、お金の使い方にも落ち着きが出てきます。
「ありがとう」を添えて払う
次は、お金を払うときの気持ちです。
お金を払うのは、どうしても「減る」感覚になりがちです。でも、支払いは同時に、誰かの仕事や商品、サービスを受け取ることでもあります。
コンビニで飲み物を買うときも、電気代を払うときも、「ありがとう」と心の中でつぶやいてみてください。声に出さなくても大丈夫です。
不思議なもので、感謝して払ったお金は「失ったお金」ではなく「使って良かったお金」として心に残ります。その積み重ねが、お金に対する穏やかな気持ちを育ててくれます。
見ないふりをしない
お金の神様に嫌われやすいのは、実は「お金を無視すること」かもしれません。
- 通帳の残高を見るのが怖くて、記帳をしばらくしていない
- 届いた請求書を、開けないまま机の隅に置いている
- 引き落とし日がいつだったか、あやふやなまま過ごしている
どれも責められる話ではありません。私も、残高を見るのが怖かった時期があります。でも、見ないふりをしている間は、不安だけが静かに大きくなっていきます。
小さくていいので、まずは「現状を知る」ことから始めてみてください。月に一度、10分だけ、通帳やアプリを開く。それだけでも、お金との距離はぐっと近くなります。数字を知ることは、お金への礼儀であり、自分への思いやりです。
「ご機嫌な使い方」を一つ決める
節約ばかりしていると、心が少しずつ乾いていきます。
おすすめなのは、「これにはお金を使って幸せになれる」というものを一つ決めておくことです。
- 月に一度のカフェ時間
- 好きな作家の本
- 少しだけ良いお茶
そのために使うお金は、罪悪感なく堂々と使います。お金は、使われて喜ばれてこそ、本来の役目を果たせるのだと思います。
我慢だけの節約より、メリハリのある暮らしのほうが、結果的に長く続きます。
貸し借りは、丁寧に向き合う
お金の話をするなら、「借りる」ことにも触れておきたいと思います。
暮らしの中では、どうしてもお金が足りなくなる時期があります。冠婚葬祭が続いた月、急な修理代、病院代。誰にでも起こりうることです。
借りること自体が悪いわけではありません。大切なのは、次の3つです。
- 返せる範囲かどうかを、冷静に見積もる
- 条件(金利・返済期間・返済額)を、自分の目で確認する
- 正規の登録業者かどうかを、必ず確かめる
「今だけ助かればいい」と目をつぶるのではなく、お金に対して誠実に向き合う。その姿勢こそが、お金の神様に嫌われない一番の近道だと私は思います。
もし返済のことで悩んだら、一人で抱え込まず、法テラスや自治体の無料相談窓口など、公的な相談先があることも思い出してください。
人との間でも、お金をきれいに
もう一つ、見落としがちなのが、人との間のお金です。
- 友人に借りたお金は、早めに返す
- 割り勘の端数を、うやむやにしない
- 「今度でいいよ」と言われても、自分から切り出す
小さな貸し借りを丁寧に扱う人は、人からも、お金からも信頼されます。お金の神様は、案外こういう細かいところを見ているのかもしれません。
神様に好かれる、ささやかな習慣
ここまでのことをまとめると、特別なことは何もありません。
- 財布を整える
- 感謝して払う
- 現状から目をそらさない
- ご機嫌な使い方を一つ持つ
- 借りるときは誠実に
- 人とのお金もきれいに
どれも今日から始められる、小さなことばかりです。
お金は、大切に扱う人のもとに、穏やかに巡ってくるものだと私は思っています。急にお金持ちになるわけではなくても、「お金のことで心が荒れない暮らし」は、とても豊かなものです。
お金の神様に好かれようと頑張る必要はありません。ただ、嫌われないように、毎日を少しだけ丁寧に過ごしてみる。
そんな暮らしを、一緒に続けていけたら嬉しいです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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