夜、部屋が静まり返ったころ、
ふと考える。
お金は怖いのだろうか、と。
ニュースではいつも、
借金、破産、詐欺、値上げ。
不安を連れてくる話題の横に、
だいたいお金がいる。
だから知らないうちに、
少し距離を置いてしまう。
けれど朝になれば、
電車に乗るにも、
パンを買うにも、
そっと差し出す小さな力。
お金は黙って役目を果たす。
そこに感情はない。
怒りも、欲も、恐れもない。
怖いのは、もしかすると
お金そのものではなく、
「足りないかもしれない」という想像や、
「失うかもしれない」という未来。
心の中で膨らんだ影なのかもしれない。
包丁が料理にも怪我にも使えるように、
お金もまた、ただの道具。
使い方次第で、
暮らしを守りもするし、
自分を追い込むこともある。
だからこそ、怖がりすぎず、
軽く扱いすぎず。
少し距離を取りながら、
きちんと向き合う。
お金は怖いのか。
それとも、ただの道具なのか。
きっと答えは一つじゃない。
今日の自分の心の状態で、
その姿は変わるのだろう。
それでも私は、
お金に振り回されるのではなく、
静かに使いこなせる人でいたい。
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