2026年2月4日水曜日

AIが苦手な投資の話

AIは、
数字に強い。

過去のデータを集めて、
傾向を見つけて、
確率を並べる。

投資の世界では、
かなり頼れそうに見える。

でも、
そんなAIにも
どうしても苦手な領域がある。

それは、
人間の「揺れ」だ。

市場が大きく動くとき、
理由がはっきりしないことがある。

不安だから売る。
なんとなく怖くなったから買わない。

ニュース一つで、
空気が変わる。

AIは、
その「なんとなく」を
うまく扱えない。

例えば、
急に盛り上がる銘柄。

根拠は薄い。
業績も普通。

でも、
人が集まると
株価は動く。

AIは
「なぜ?」を
探し続けるけれど、
答えがないことも多い。

逆に、
数字は悪くないのに、
ずっと評価されない会社もある。

空気が合わない。
話題にならない。

そういう理由は、
データに残りにくい。

AIにとっては、
とても扱いづらい。

もうひとつ、
AIが苦手なのは
「待つこと」だと思う。

人間は、
何もしない時間に
耐えられない。

上がらないと焦る。
下がると不安になる。

AIは、
感情がないから
焦らない。

でもそれは、
人間が実際に
やれるかどうかとは
別の話だ。

投資は、
理屈よりも
自分との相性が
大きい。

どれだけ正しい戦略でも、
続けられなければ
意味がない。

ここは、
AIには代われない。

だから私は、
AIを
答えを出す存在ではなく、
ブレーキ役として
使うのがいいと思っている。

盛り上がりすぎていないか。
怖がりすぎていないか。

そう聞き返してくれる
相手として。

AIが苦手な投資の話は、
裏を返せば、
人間の居場所が
まだ残っている
という話でもある。

感情。
迷い。
ためらい。

それらを抱えながら
選ぶこと。

投資は、
やっぱり
人間の行為なんだと思う。

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