ふとした瞬間に、
お金のことを考えてしまうことがあります。
それまで少しだけ気持ちが軽くなっていたのに、
家賃、食費、光熱費、支払い、これからのこと。
そういう言葉が頭に浮かんだだけで、
急に現実へ引き戻されるような感覚になります。
別に贅沢をしたいわけではない。
ものすごく大きな夢を見ているわけでもない。
ただ、普通に暮らしたいだけなのに、
その普通の暮らしにも、
ちゃんとお金が必要になる。
そのことを思い出すたびに、
少しだけ胸の奥が重くなります。
好きなものを見ていた時間。
散歩をしていた時間。
何も考えずに空を見ていた時間。
そういう穏やかな時間の中にも、
突然、現実は入ってきます。
「これ、今の自分に買っていいのかな」
「来月は大丈夫かな」
「このままでやっていけるのかな」
そんなふうに考え始めると、
さっきまで見えていた景色まで、
少し違って見えてしまう。
お金は大事です。
それは分かっています。
でも、大事だからこそ、
考えすぎると心が疲れてしまう。
数字で見えるものは、
時にとても冷たく感じます。
気持ちや努力や不安は、
数字の中にはなかなか映らない。
頑張っているつもりでも、
通帳の残りや支払いの予定を見ると、
「まだ足りない」と言われているような気持ちになる。
それがつらい時があります。
けれど、お金のことを考える時間は、
悪い時間だけではないのかもしれません。
自分が何を大切にしたいのか。
何を守りたいのか。
どんな暮らしなら、少し息がしやすいのか。
そういうことを、
現実の側から教えてくれる時間でもある。
もちろん、きれいごとだけでは済みません。
支払いは待ってくれないし、
不安が消えるわけでもありません。
それでも、考えすぎて自分を責めるより、
今日は今日の分だけ見ればいいのかもしれません。
全部を一気に解決しようとすると、
心まで追い込まれてしまうから。
今できることを少しだけする。
無理なものは無理だと認める。
不安な日は、不安な日として過ごす。
お金のことを考えると、
急に現実に戻される。
でも、その現実の中にも、
小さく息をつける場所は、
きっとどこかに残っている。
そんな場所をなくさないように、
今日もまた、ゆっくり考えていきたいと思います。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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